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うっすらと空いたカーテンの隙間から白い朝日が差し込む。

ゆっくりと起き上がった僕は、頭だけ白い光に照らされながら茫然としていた。

…………夢。ゆめ…?
本当に?今のは夢だったのか?
だって彼が……僕に……。

ゆるゆると顔を下ろした。当然、視界の中には僕一人しかいない。先程の出来事が夢だとしてもすぐ直前まで目の当たりにした事実を反芻し……結果、僕はそのすべてを飲み込めなかった。彼の唇が触れた箇所を自身の指でなぞって触れ、確認する。わずかに空中に甘く漂う残り香を感じて、肥大した想いが、熱を帯びて……。全神経を使って必死に思い出そうとしてありありと思い出してしまうほどに感覚が残っている。ますます興奮した。寝返りを打って、抱え込む。

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2019-12-21