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寓話

ダークサイド 秋良の未題
涼春との会話その1
(火の島帰って来た後か?)




涼春との会話の際に 閑話休題
涼春に対して、いじわるな質問をし始めた秋良。

「あー…どっかで聞いたことあるな、それ。なんだっけー…えー…」
「鶏が先か、卵が先かという話さ。
鶏が卵を生み、鶏に成長し卵を生む、その繰り返しを遡った先にあるのは鶏か、卵か、
という話で……。
まあ、この世界での有精生殖というものは稀な事例だけれどもね」
「そ、そうだな……?」(結婚してるやつとか少なかったな…とか思い返す涼春)

「僕達、空想住民の中では、血縁よりも世界との繋がり……はっきりと言ってしまえば、
この世界の全てのものを創った創造神との繋がりを大切にしている者が多いんだ」
「その創造神が、女神……って、前に言ってたよな」
「そうだね。……さて、前説はこれくらいにして本題に入ろうか」

「空想住民を作り出したのは彼女だね」
「では、"彼女は一体どこから来たのか"」

「無の中から、自ら神として生まれたのか。はたまた神とされて産み落とされたのか」

「……これは答えのない難しい話。分からなくて当然さ。だから、君が思った通りの答えを、聞かせてほしい」

しばし悩んだ末に口を開く涼春。

「か、神様が、たくさんいる、世界……?から来た……??」
(涼春は、女神が神様として産み出されたんじゃないか……?と考えている)

予想外の回答を投げ掛けられたのか、一瞬驚く秋良。
(このときまで秋良は、女神が無から生まれて神になったんじゃないかと考えていたかも)
「……なるほど。君は随分面白いことを考えるね」

「では聞くけれど……、仮に彼女が神様として産み出されたとしよう。
その神様達はどこから生まれてきたのかな?」←面白がってるというか嬉しそうな顔で聞く秋良
「……あ?」

「え、と……神様は、神様から生まれてきて……
その神様を生んだのは……あ、あれ……?」知ってるはずの答えを上手く説明できない、みたいな顔
「はは。ごめん、ごめん。からかうつもりじゃなかったんだ。
もう一度言うけれど、分からなくて当然だよ。これは、誰にも分からない事だからね」

部屋に帰るよう促す秋良。一人になって、涼春の言葉を反復する。

「神様がたくさんいる世界、か……」
「ではどうして……、こんなに未熟な神様をこの世界に産み落としたのだろう……」





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2019-10-06